働き方はいろいろある ~介護業界で派遣として働く~

介護派遣の仕組み

介護業界で仕事を続けている方の中には、「今まで長い間直接雇用として仕事をしてきた」という方も多いと思います。「そろそろ、働き方を変えてみたい」と考えている方もいれば、「環境を変えて、また新たに仕事に取り組んでみたい」と考え、介護派遣という働き方に興味を持っている方もいるのではないでしょうか。しかし、派遣というと「どういった仕組みになっているのだろう?」と戸惑う方も多いでしょう。

今回は、介護派遣の仕組みについてご説明します。
まず、直接雇用の場合には、施設などと直接雇用契約を結ぶことになりますよね。当然ですが、直接雇用の場合にはお給料は施設から支払われることになりますし、待遇面に関しても全て施設に沿ったものとなります。しかし、介護派遣となれば、雇用契約を結ぶのは派遣会社とです。実際に仕事をするのは派遣先の施設となり、仕事をする上での指示などは施設側から行われることになりますが、お給料の支払いや待遇面に関しては派遣会社に沿ったものとなります。保険などに関しても、派遣会社のスタッフとして手続きを行うことになります。派遣会社と派遣先は、労働者派遣契約を結んでいることになり、スタッフを派遣した場合には派遣料金が施設側から派遣会社に支払われることになります。この三角形の関係により、介護派遣は成り立っていることになります。

このように、介護派遣はスタッフと派遣会社、派遣先の施設の三角形により成り立っていることになります。派遣として勤務する際には、お給料の支払いや保険の加入といったものは派遣会社が担当することになりますが、仕事の指示に関しては派遣先に合せることになりますから、注意が必要となります。